メインビジュアル

緊急地震速報システム

緊急地震速報システムの概要

緊急地震速報は、地震の発生直後に震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる予報及び警報です。

 

 

 

気象庁より配信される緊急地震速報の電文データをCATV局舎内センターに設置した”配信用演算装置”にて、即時演算・再データ信号化したものをCATV網にブローキャスト(放送型一斉同報配信)にて再配信するシステムです。利用者側では、CATV局から送られてきた信号を専用端末にて即座に受信・解析し、「予測震度」と「猶予時間」ならびに、「本震までのカウントダウン」を音声として告知します。

緊急地震速報の内容

緊急地震速報には、一般利用者向けと高度利用者向けの2種類があります。
※CATV局にて取り扱っている緊急地震速報システムは、「高度利用者向け緊急地震速報」となります。

一般利用者向け

【条件】

  • 地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予測れた場合に発表する。

【内容】

  • 地震の発生時刻、発生場所(震源)の推定値、地震発生場所の震央地名
  • 強い揺れ(震度5弱以上)が予測される地域及び震度4が予測される地域名(全国を約200地域に分割)

高度利用者向け

【条件】

  • 気象庁の多機能型地震計設置のいずれかの観測点において、P波またはS波の振幅が100ガル以上となった場合。
  • 地震計で観測された地震波を解析した結果、震源・マグニチュード・各地の予測震度が求まり、そのマグニチュードが3.5以上、または最大予測震度が3以上である場合。

【内容】

  • 地震の発生時刻、地震の発生場所(震源)の推定値
  • 地震の規模(マグニチュード)の推定値

○予測される最大震度が震度3以下のときは、  ・予測される揺れの大きさの最大(最大予測震度)

○予測される最大震度が震度4以上のときは、地域名に加えて  ・震度5弱以上と予測される地域の揺れの大きさ(震度)の予測値(予測震)  ・その地域への大きな揺れ(主要動)の到達時刻の予測値(主要動到達予測時刻)

導入実績

  • 三重県立学校78ヶ所
    三重県内のすべての県立高等学校及び県立特別支援学校(合計77校)に対し緊急地速報サービスを提供
  • 三重県庁舎等12施設
    三重県内12箇所の県庁舎に対し緊急地震速報サービスを提供
  • 三重県立4病院
    三重県立病院4病院に、緊急地震速報システムを提供

製品紹介

CATV-Catfish用受信端末装置 SH210-J

製品説明

  • 幅広い受信感度 25dBμV以上
  • 10段階音量調整(0段階でも無音になりません。)
  • 音声表現(曖昧・詳細)の選択が可能
  • 発報を開始する震度を設定可能。(デフォルト値:震度3) (変更の場合は局様にて)
  • 端末装置独自のテスト発報が可能
  • 10秒以内は、カウントダウン、それ以前は、震度状況により異なるアラーム発報
  • 音声メモリーは、緊急地震速報の他、気象発報・注意報、避難勧告、各種自然災害・防災・防犯情報、テレビ視聴勧告(例:CATVをご覧下さい)等に対応しています。
  • 子機複数台(1:N)にて使用可能

CATVによる緊急地震速報システムの特徴

  • 専用端末を使用しているため、テレビの電源がOFFでも24時間365日、緊急地震速報をお知らせします。
  • お住まいのエリアごとの「予測震度」と「予測猶予時間」を計算してカウントダウンを音声でお知らせします。
  • 全端末同時作動・遅延のない速報伝達が可能となっております。 CATV網内をブローキャスト配信にて伝送するため、従来のIP(IPv4)伝送型の緊急地震速報端末で懸念されるネットワーク内での輻輳遅延やユニキャスト配信(順次伝送)による端末毎のデータ到達時間の差異が全くありません

ページの先頭へ戻る